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著者プロフィール
明治43年、志賀直哉や武者小路実篤らが創刊した雑誌『白樺』に2人の兄(有島武郎と有島生馬)と共に同人として参加した。昭和2年から昭和5年にかけて複数の雑誌に兄武郎の心中事件を中心とした長編『安城家の兄弟』を発表、翌年単行本で発刊行。昭和20年、川端康成らと鎌倉文庫創設に参加、昭和22年、日本芸術院会員となる。昭和31年、短編集『恋ごころ』で読売文学賞を受賞する。長く鎌倉に住み大船撮影所に出入りし、小津安二郎と親しくなり、里見の原作で「彼岸花」「秋日和」が映画化されている。昭和34年、文化勲章を受章。弴は舞台への造詣も深く、その縁から歌舞伎、新派、文学座など、原作や戯曲も多く提供し、また演出も行った。代表作に花柳章太郎の当たり役となった『鶴亀』などがある。昭和46年、志賀直哉の葬儀に際し弔辞を読み上げた。
『ウィキペディア(Wikipedia)』
作品について
昭和4年から6年にかけて書かれた自伝的長編小説。作者のいわゆる「昌造(※本作品の登場人物でモデルは里見弴)」のひとつで、「多情仏心」と並び称される代表作。(岩波書店)
※軽井沢心中事件・・・大正12年、『婦人公論』記者で人妻であった波多野秋子と知り合い、恋愛感情を抱く(有島は大正5年に妻と死別後は再婚せず独身を通した)。ところが秋子の夫春房に知られる所となり、脅迫を受けて苦しむことになる。そして6月9日、2人は長野県軽井沢の別荘(浄月荘)で縊死を遂げた。師であった内村鑑三は「この度の有島氏の行為を称えるものが余の知人に居るならば、その者との交流を絶つ」(大意)と言明した。
中央公論社・昭和6年3月初版発行の里見弴「安城家の兄弟」函付きです。装幀は多くの芥川龍之介作品の装幀を手掛けた小穴隆一です。経年のヤケとシミが少しありますが、書き込みや蔵書印などもありません。B6判1074頁、厚さ4センチ超えの大型本です。
93年前の古書であり美本ではないことをご理解の上、購入のご検討をお願いいたします。
※里見弴の以下の作品も出品しています。
無法者
閑中忙談
月明の径
極楽とんぼ
十年
時と共に
波佐衛門伝説
戀ごころ
商品の情報
カテゴリー: | 本・雑誌・漫画>>>本>>>文学・小説 |
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商品の状態: | やや傷や汚れあり |
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